立ち読みカフェ

1つ前に使用していたデザインテーマがスクエアモニタではうまく表示されなくなったので、真っ黒にしてみました(スマホには関係なし)

メガトラベラーのまとめない(特徴ポイント)(2018年当時記事)

本国米国では1987年出版、日本ではホビー・ジャパンから1991年に翻訳出版された、SF-TRPGの始祖であるトラベラー(クラシック・トラベラー:CT)の第二版にあたるが(ルールは好まれてよくCTに流用されるものの)内乱期を扱った世界観が苦手とされ、ついには公式からも(その世界観が)無かったことにされたメガトラベラーについて、まとめません(笑) メガトラが好きなのと、もともと低いのにさらに衰えてきた国語の再勉強用です。

 

ホビージャパン社のメガトラベラー日本語版と、英語WikipediaのTravellerページを参照しています。

 

まず、18才時点の能力値を決定。
下記6つの能力値を、2D6(6面ダイスを2回振った合計)して決めます。(P11~12)

特徴 (Characteristics: キャラクタリスティクス) の定義: *1

1: 筋力 (Strength: ストレングス)
生身の筋肉の力。RPGではおなじみの能力値。

2: 敏捷力 (Dexterity: デクスタリティ)
身体の整合力と機敏さ。おなじみ。

3: 耐久力 (Endurance: エンデュランス
肉体的なストレスやダメージへの抵抗力。D&Dで使われたConstitution(コンスティテューション:体格)ではないのですね。 

4: 知力 (Intelligence: インテリジェンス)
精神的な才能と直観力。おなじみ。

5: 教育度 (Education: エデュケイション)
経験と知識。トラベラーらしい能力値です。

6: 社会身分度 (Social Standing: ソーシャル・スタンディング)
ソーシャルスタンディング! 「社会的な立ち位置」だったとは!!
ソーシャルネットワークソーシャルゲームが一般化した今の時代のほうが、すんなり理解できそうですね。
こちらもとてもトラベラーらしい能力値ですね。

 

 

特徴ポイントの、使い方: (P28)*2

※2D6の平均値である7((最低値2+最高値12)/2=7)で、例を出しています。

 

筋力☓1kg = 1日中、楽に持っていられる重さです。
(例: 7kg)

筋力☓2kg = 楽ではないが、持っていられる重さ。その間、STR・DEX・ENDがそれぞれ-1。
(例: 14kg)

筋力☓3kg = ずっと持っていられる重さの限界。その間、STR・DEX・ENDがそれぞれ-2。
(例: 21kg)

 

※ルールにはここまでしか書いていないのですが、この先はこのまま進めればいいような。
・☓4kg=それぞれ-3。
・☓5kg=それぞれ-4。
というふうにして、これですべて平均値7のキャラクターであれば、
・☓8kg=それぞれ-7。 (例: 7☓8kg=56kg)
が、最大に「持っていられる」重量である!

 ・・・ええ~、少ないなぁ。小さくて痩せている女の子の体重程度ではないか。せめて平均男児であれば70kg(=7☓10kg)までは持てるようにしたいのだが、、、う~ん、うう~ん

 

異なる重力下での筋力:

異なる重力下での筋力は、そのGで割ります。
(例: 7/0.125G=56)

 

 ※ルールには見当たらないのですが、瞬間的に持ち上げられる重量ってどうすればよいですかね・・・? 重量挙げの世界記録が、もっとも重い階級の105kg超級によるクリーン&ジャークで263kgだそうで、トラベラーの筋力の最大値が12ですから、、、筋力☓20kg(12☓20=240kg)にすればいいですかね?
(例: 7☓20=140kg。 うん、妥当・・・かな?)

 

いやいやいやいやいや、気が付いたよ!!! お風呂に入ろうとしてたら気がついた! 一晩寝て、会社の昼休みに計算してみたけど、いける!!

 

(オリジナルルールの、筋力☓1kgをオーバーするごとに筋力・敏捷力・耐久力を「-1」、ではなく)

『-0.5』 にすればいいよ! 計算してみますね。

 ↓

・ 筋力が最大値の12だった場合: 最大で、288kg!!!
(筋力12/-0.5づつマイナス=24段階、24☓12kg単位=288kg)

・ 筋力が平均値の7だった場合: 最大で、98kg!!
 (筋力7/-0.5づつマイナス=14段階、14☓7kg単位=98kg)

おおお、なんと! リアルな数値になるではないですか!!!

 

 

 ・耐久力☓1時間 = 疲れずに活動していられる時間。
(例: 7時間)

※この時間以上に連続で起きていた場合、2時間過ぎるごとに耐久力を-1。
※2時間連続で休憩すれば、1回復。
※耐久力が0になったら、行動不能。(倒れる。が、死んではいない)
※8時間以上ぐっすり眠れば、耐久力は完全回復する。
※4以上~8時間未満の睡眠の場合、耐久力は完全回復するが、すぐに疲れはじめる。(2時間ごとに耐久力-1)
※4時間未満の睡眠の場合、耐久力は半分だけ回復する(端数は、切り捨て)。そして、すぐに疲れはじめる。(上記と同じく、2時間ごとに-1)

 

耐久力☓3時間 = キャラクターが行動不能(耐久力=0)になるまでに活動していられる最大時間。
(例: 21時間)

 

*1:日本語版では「特徴ポイント」と訳されていました。直訳すると特徴や特性という意味ですが、Weblioで確認すると特性曲線や特性図表とも訳されるようなので、良訳だったのかもしれません。

*2:実ルールブックでは、特徴ポイントの決定方法(上記P11~12)と特徴ポイントの使い方(このP28)がこのようにとてつもなく離れていて、非常に見つけにくいです。トラベラーに限らないが、何故こんな作りにしたんだか…(笑)