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メガトラベラー リベリオン(反乱軍)ソースブック 写経 「展開」

 玉座の間でのできごとは通常、絶えずカメラを通じて放送されています。しかし暗殺の様相は宮殿内に生中継されましたが、通信回路に仕掛けられた小型処理装置により、外部への放送は阻止されていました。これは、外部に情報を漏らさないことによって貴重な時間を稼ごうというデュリナーの計画によるものでした。


 宮殿内ではイレリシュ親衛隊が、予定した計画通りに宮殿を制圧すべく、行動を開始しました。計画では他の親衛隊をすべて兵舎に閉じ込め、その間に宮殿内を乗っ取る手筈になっていました。しかしちょっとした手違いが発生しており、計画はその通りには行きませんでした。


 暗殺が行われる直前に皇室騎兵隊の士官が貨物車両と接触事故を起こし、持っていた儀礼サブマシンガンを落下させてしまったのです。本来なら処分を受けることになったのでしょうが、そうはなりませんでした。その際に点検したところ、威力の低い儀礼用実弾ではなく、空砲弾が装填されていることが分かったためです。


士官は上官に事態を報告しました。緊急に調査を行ったところ、兵士の大半の弾倉が空砲にすり替えられていることが分かりました。すぐに弾倉の交換が始められました。


 このためイレリシュ親衛隊が処理装置を操作して各親衛隊を閉じ込めようとしたとき、皇室騎兵隊だけは兵舎から出て警戒態勢を取っていました。おかげでデュリナーとその親衛隊は、皇族の居住区にたどり着こうとするために三度も皇室騎兵隊のグループと衝突することになりました。


計画を変更して、皇宮から脱出せねばならないのは明らかでした。