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メガトラベラー リベリオン(反乱軍)ソースブック 写経 「冒頭」

読んでも理解できないため、書いて理解したいと思います。


 新たに誕生した帝国は、その急速な拡大と経済的成長からも明らかなように、活気に満ち溢れたものだった。それは時代の要望によって誕生したと言ってよいだろう。銀河に暮らす人々は、かくも巨大な恒星間国家が存在することを望み、また必要としていたのである。かくして第三帝国は、そこで暮らす人々と同様の性格――強靭で、活気に溢れ、野心的な性格――を持っていた。

 しかし誕生から1000年後、人々からは強さと活力が失われつつあった。そして最後に残された野心も、外側ではなく内側に向いていた。人々はもはや、版図の拡大が幸福な未来を築くとは考えていなかったのである。各界や各地の指導者たちは、帝国での富の既得権にしがみつくことや、国の内側で自分の小王国を築くことにのみ汲々としていた。

 このような状況下では、ほんの些細なきっかけで帝国の崩壊が始まったのも無理のないことと言えるだろう。そして一度始まった瓦解の動きは、もはや誰にも押しとどめることはできなかったのである。



 帝国の勃興期には、偉大な人々が壮大な夢を描き――そしてそれを具現化させた。そしてその崩壊期には、ちっぽけな人々が小さな夢を見て――同じようにそれを実現させていくのであろう。


 新しい時代は、これまでと同じように、新しい世代を必要としていたのである。